【更新】Claude Code v2.1.78~v2.1.86の変更点をまとめて解説

【更新】Claude Code v2.1.78~v2.1.86の変更点をまとめて解説

はじめに

Claude Code(Anthropic製AIコーディングアシスタント)が、2026年3月17日から3月27日にかけてv2.1.78からv2.1.86まで合計9回のアップデートを実施しました。約10日間で多数の新機能追加・バグ修正・パフォーマンス改善が行われており、特にプラグインシステムの強化とWindows対応が大きな注目ポイントです。

この記事では、初心者にもわかりやすく主要な変更点をまとめて解説します。

大きく変わったポイント

1. プラグインシステムの大幅強化(v2.1.77~v2.1.84)

プラグイン機能が大きく進化しました。

  • プラグインの市場(マーケットプレイス)機能: チーム管理者がallowedChannelPlugins設定で許可するプラグインを制限可能に
  • プラグイン状態の永続化: ${CLAUDE_PLUGIN_DATA}変数でプラグインのデータがアップデート後も維持されるように
  • 設定ベースのプラグイン宣言: settings.jsonに直接プラグインを記述できるsource: 'settings'に対応
  • プラグインのエージェント機能: エージェントにeffortmaxTurnsdisallowedToolsを設定可能に

何が嬉しいのか: チーム開発で特定のプラグインだけを許可したり、プラグイン間の連携がスムーズになったりと、実務での運用が格段にしやすくなりました。

2. Hooks(フック)機能の拡張(v2.1.78~v2.1.85)

Claude Codeの自動化を支えるHooks機能が大幅に拡張されました。

追加されたフックイベント:

  • StopFailure(v2.1.78): APIエラー発生時に発火
  • PostCompact(v2.1.76): コンテキスト圧縮後に発火
  • TaskCreated(v2.1.84): タスク作成時に発火
  • CwdChanged / FileChanged(v2.1.83): ディレクトリやファイル変更時に発火

条件付きフック実行(v2.1.85): ifフィールドでパーミッションルール構文(例: Bash(git *))を使い、フックが発火する条件を指定可能に。これにより不要なプロセス起動を減らし、パフォーマンスが向上します。

PreToolUseフックの強化(v2.1.85): AskUserQuestionupdatedInputで回答可能になり、ヘッドレス統合で独自UIから回答を収集できるように。

3. Windows PowerShell対応(v2.1.84)

Windowsユーザーにとって待望の機能です。PowerShellツールがプレビュー機能として追加されました。Bashツールに加えて、Windowsネイティブなシェル操作が可能になります。

有効化は環境変数で設定可能です(詳細は公式ドキュメント参照)。

4. 管理設定の改善(v2.1.83)

企業・チーム管理者向けに重要な変更があります。

  • managed-settings.d/ドロップインディレクトリ: 複数チームが独立したポリシーフラグメントを配置でき、アルファベット順にマージされます
  • sandbox.failIfUnavailable設定: サンドボックスが有効だが起動できない場合、警告表示ではなくエラーで終了するように
  • サブプロセス環境のクレデンシャル除去: CLAUDE_CODE_SUBPROCESS_ENV_SCRUB=1でサブプロセスからAnthropicやクラウドプロバイダーの認証情報を除去可能に

5. パフォーマンス大幅改善

全体的なパフォーマンスが大きく向上しています。

  • 起動速度: macOSで約60ms高速化、大規模リポジトリで最大45%高速化
  • メモリ使用量: 起動時に約18MB削減、大規模リポジトリで約80MB削減
  • トークン使用量: @メンションでJSONエスケープを不要にしトークン消費を削減
  • プロンプトキャッシュヒット率: Bedrock/Vertex/Foundryユーザー向けにツール記述の動的コンテンツを除去して改善
  • スクロール性能: WASM yoga-layoutからTypeScript実装に置き換え、大規模トランスクリプトで大幅改善
  • --resume性能: フォーク多用のセッションで最大45%高速化、ピークメモリ100-150MB削減

6. セキュリティ改善

  • サンドボックスの修正(v2.1.78): 依存関係が不足していてもenabled: trueなら警告表示に変更(以前はサイレント無効化)
  • 保護ディレクトリの権限修正(v2.1.78): .git.claudebypassPermissionsモードでもプロンプトなしで書き込み可能だった問題を修正
  • --mcp-configのポリシー強制(v2.1.83): CLIフラグで管理ポリシーをバイパスできないように修正
  • PreToolUseフックの権限バイパス修正(v2.1.77): "allow"返値がdenyルールをバイパスする問題を修正

7. リモートコントロール機能

  • VSCode拡張: /remote-controlコマンドでブラウザやスマホからセッションを継続可能に(v2.1.79)
  • セッションタイトル: AIが最初のメッセージからタイトルを自動生成(v2.1.79)
  • コマンドリレー(v2.1.81): チャネルサーバーが権限プロンプトをスマホに転送可能に

8. MCP(Model Context Protocol)の改善

  • MCP OAuth強化: RFC 9728 Protected Resource Metadata Discoveryに対応(v2.1.85)
  • ツール記述の上限: OpenAPI生成サーバーによるコンテキスト肥大化防止のため2KBにキャップ(v2.1.84)
  • 重複排除: ローカルとclaude.aiコネクタ両方に設定されたMCPサーバーを自動的に重複排除(v2.1.84)
  • ヘルパースクリプト: CLAUDE_CODE_MCP_SERVER_NAME/URL環境変数で1つのヘルパーが複数サーバーを担当可能に(v2.1.85)

9. その他の注目機能

  • トランスクリプト検索(v2.1.83): Ctrl+Oでトランスクリプトモードに入り、/で検索可能に
  • Deep Link拡張(v2.1.85): claude-cli://open?q=…が最大5,000文字まで対応
  • Voiceモード改善: WSL2+WSLg対応、Linux音声ハードウェアなし環境でのエラー修正
  • --bareフラグ(v2.1.81): CI/スクリプト用途でフック・LSP・プラグインをスキップ
  • 非ストリーミングフォールバック強化(v2.1.83): 21k→64kトークン、120s→300sタイムアウトに引き上げ

アップデート方法

npm install -g @anthropic-ai/claude-code@latest

バージョン確認:

claude --version

互換性の注意点

  • TaskOutputツールの非推奨化(v2.1.83): バックグラウンドタスクの出力ファイルパスをReadで読む方式に変更してください
  • /forkのリネーム(v2.1.77): /branchに変更(/forkはエイリアスとして残存)
  • tmuxでのCtrl+X: フォアグラウンドタスクのバックグラウンド化に使えますが、readline backward-char(Ctrl+B)との衝突に注意
  • VCS除外リスト(v2.1.86): Jujutsu(.jj)とSapling(.sl)ディレクトリが自動的に検索除外に追加

まとめ

v2.1.78~v2.1.86の約10日間で、Claude Codeはプラグインシステムの本格導入、Hooksの大幅拡張、Windows対応、パフォーマンス改善など多くの進化を遂げました。特にチーム・企業での運用を想定した管理機能の強化が目立ち、個人利用でも起動速度やメモリ使用量の改善が体感できるレベルです。

定期的にアップデートして最新の機能と改善を活用しましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました