OpenClawの最大の特徴の一つはスキルシステムです。スキルを使うことで、OpenClawの機能を自由に拡張できます。この記事では、スキルの仕組みと使い方、そして独自スキルの作り方を解説します。
スキルとは?
スキルは、OpenClawに特定の機能を追加するプラグインのようなものです。例えば:
- weather – 天気予報を取得する機能
- tmux – tmuxセッションをリモート操作する機能
- coding-agent – CodexやClaude Codeにコーディングタスクを委任する機能
- discord – Discordの操作を行う機能
スキルを追加することで、OpenClawを自分好みのアシスタントにカスタマイズできます。
標準スキル一覧
OpenClawには以下のスキルが標準で付属しています:
coding-agent
コーディングタスクをCodex、Claude Code、Piなどのエージェントに委任できます。大規模なリファクタリングや新機能の開発に最適です。
discord
Discordのチャンネル操作、メッセージ送信、リアクション追加などができます。
healthcheck
ホストのセキュリティ設定やリスク許容度の確認ができます。サーバー管理に役立ちます。
session-logs
過去のセッションログを検索・分析できます。jqを使った高度なフィルタリングも可能です。
skill-creator
新しいスキルを作成・パッケージ化できます。スクリプト、参照ファイル、アセットを含むスキルを構築できます。
tmux
tmuxセッションをリモート操作できます。キーストロークの送信やペイン出力の取得が可能です。
weather
wttr.inやOpen-Meteoを使って天気予報を取得できます。APIキー不要で簡単に使えます。
サードパーティスキルの追加
OpenClawでは、ClawHub(https://clawhub.com)からサードパーティのスキルをダウンロードできます。コミュニティが作成した様々なスキルが公開されています。
スキルを追加するには、設定ファイルにスキルのパスを追加するか、ClawHubからインストールします。
独自スキルの作り方
独自のスキルを作成するには、以下の構造でディレクトリを作成します:
my-skill/
├── SKILL.md # スキルの説明と指示
├── script.sh # 実行するスクリプト(オプション)
└── assets/ # アセットファイル(オプション)SKILL.mdの例
# My Custom Skill
## Description
このスキルは〇〇をするためのものです。
## Usage
ユーザーが「〇〇して」と言ったら、この手順を実行します。
## Steps
1. まず〇〇を確認する
2. 次に××を実行する
3. 結果を報告するSKILL.mdには、スキルの説明と、AIが従うべき指示を記述します。AIはこのファイルを読み込んで、記述された手順に従って動作します。
スキルのベストプラクティス
単一責任の原則
一つのスキルは一つの機能に集中させましょう。「何でもできる」スキルよりも、特定のタスクに特化したスキルの方が管理しやすいです。
明確な説明
SKILL.mdには、いつこのスキルを使うべきかを明確に記述しましょう。AIが適切にスキルを選択できるようになります。
エラーハンドリング
スクリプトを書く場合は、エラーハンドリングを適切に行いましょう。ユーザーに分かりやすいエラーメッセージを表示することが重要です。
まとめ
OpenClawのスキルシステムは、AIアシスタントを自分好みにカスタマイズできる強力な機能です。標準スキルを活用するだけでなく、独自のスキルを作成して、自分のワークフローに合わせた自動化を実現しましょう。
新しいスキルを見つけるにはClawHubをチェックしてください。
公式情報を確認するときの見どころ
- SKILL.md に「何をするときに使うか」「使わないか」が明記されているか
- skills ディレクトリ配下のファイル構成が、導入手順と一致しているか
- 外部 API 書き込みや権限の高い操作があるなら、どのツールを使うのか説明されているか
OpenClaw のスキルを試す手順
- まず workspace の AGENTS.md / USER.md / 直近メモを確認して、前提コンテキストをそろえる
- 使いたい skill の SKILL.md を読み、対象タスクと禁止事項を確認する
- weather や discord のような既存 skill で小さく試し、出力形式と制約を把握する
- 独自 skill を作るなら、入力ファイル・許可ツール・レート制限・保存先を先に決める
公式リポジトリやローカルの skill 定義を見ながら進めると、単に「機能拡張できる」だけでなく、どこまで自動化してよいかも判断しやすくなります。
参考リンク: OpenClaw GitHub / skills ディレクトリ
導入前に確認したい公式情報
- OpenClaw 公式リポジトリで最新の skills ディレクトリ構成を確認する
- 公式 skills ディレクトリで標準 skill 名とファイル構成が一致しているかを見る
- OpenClaw Docs の skills セクションが参照できる場合は、インストール方法と使い分けを照合する
公開運用で失敗しにくいスキル設計のコツ
- いつ使う skill かを最初に明記する
SKILL.md の冒頭に「この skill を使う場面 / 使わない場面」を書くと、誤起動を減らしやすいです。 - 保存先を workspace 内で固定する
一時ファイルや runtime を散らさず、どこに成果物が残るかを決めておくと、後から会議や cron で追跡しやすくなります。 - 外部書き込みは最小回数に寄せる
Discord や API 連携がある skill では、1件ずつ小刻みに送るより、必要な情報をまとめて送る方が rate limit と誤送信に強いです。
初心者向けチェックリスト
- 標準 skill の説明と禁止事項を SKILL.md で先に確認した
- 公開チャンネルへ書き込む skill では、送信先チャンネル ID や thread 作成ルールを決めた
- runtime やログの保存先を workspace 配下に固定した
- 小さなテストをしてから本番運用へ広げた


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